エースを支えた仲間の絆

応援動画で5位入賞

2025/10/23

羽田野晴加が仲間の応援を力に5位入賞

 三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場で開催されたJOCジュニアオリンピックカップ第19回U18/第56回U16陸上競技大会。U16女子1000メートルで羽田野晴加(羽田中2年)が、2分50秒32の5位入賞。その裏には、一緒に大舞台を目指す仲間たちの一生懸命に頑張る姿があった。

羽田中はエース不在ながら県切符を獲得

全国を目指し県大会に挑む

◆エース不在
 いつも通り、格上の高校生らに囲まれ、自信なさげな羽田野が決勝レースを迎える約4時間前。新城市総合公園陸上競技場では、東三河中学校駅伝大会が行われていた。豊橋市内大会は羽田野の活躍で優勝したが、エースを欠いた羽田中は予想通りトップから大きく遅れる苦戦。しかし、3区で堀井夕貴が粘りの走りを見せると、4区の遠藤小麻千が区間4位の好走、最後はアンカー牧野成珠が6位でフィニッシュ、苦しみながらも県大会の出場権を手にした。

◆応援を力に
 全国トップレベルの強豪選手が集まる中で、緊張と不安を抱える羽田野に一つのLINEが届いた。東三河大会を終えて男女ともに県大会ダブル出場を決めた羽田中の仲間たちから「男女ともに県大会決めました。晴加ちゃんも決勝頑張ってね」と応援動画が送られた。これで笑顔を取り戻した羽田野は、決勝レースでも本来の力強い走りを発揮し、愛知県中学記録を塗り替える快走で見事に5位入賞を果たした。

◆県大会へ挑む
 全国大会の出場権を争う愛知県大会は11月8日、新城市総合公園陸上競技場で行われる。女子の優勝候補は熊本みくる、こはる姉妹を中心に3連覇を狙う豊川西部中。ほかにも前回大会で上位争いを繰り広げた阿久比中や刈谷南中、矢作北中など強豪チームが揃う。羽田中はどこまで粘り強く戦うことができるか。

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