猛スピードで奥三河駆ける

WRC第13戦/設楽と新城でラリージャパン

2025/11/08

多くのファンが詰めかけた(新城市塩瀬で)

 世界ラリー選手権(WRC)今季第13戦のラリージャパンは2日目の7日、豊田市と設楽町にまたがる稲武設楽SS(スペシャルステージ)、新城市の新城SSなど延べ6コースで競技があった。秋晴れの空の下、ラリー車は猛スピードで奥三河の山中を駆け抜けた。

 新城SSは長さ17・41キロで、新城市愛郷から作手田原へ向かうカーブの多い山道。川を挟んで設けられた塩瀬地区の観戦エリアには、多くのファンが早朝から陣取り、世界クラスの走りを目に焼き付けた。

 毎年のように観戦しているという浜松市の会社員男性(55)は「迫力のある真剣勝負を見られるし、(SSから次のSSへ行く道中に)選手が手を振り返してくれるなど距離感が近い。その土地のおいしいものを食べるのも楽しい」とラリーの魅力を語った。

 新城市が来年5月の次回ラリージャパンの競技開催を見送ることについては「新城ラリーの頃から見に来ているので、とても残念。再開の道を探ってほしいし、ふるさと納税などで協力できるなら応援したい」と話した。

 愛知、岐阜両県でのラリージャパン開催は今回で4年目。9日まで4日間かけて競技が行われる。

 愛知県出身の勝田貴元選手=トヨタGAZOOレーシング=は新城SSの1本目をトップで通過するなどし、2日目までで本大会の総合2位に付けている。

枯れ草を巻き上げて走る勝田選手の車両(同)

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