市民ら祭典を楽しむ

記念の「新城音楽祭」盛況

2025/11/11

村田さんの指揮で演奏する鳳来中吹奏楽部(新城文化会館で)

 節目の50周年を迎えた第50回新城音楽祭(奥三河音楽連盟主催)が9日、新城文化会館大ホールで開催され、市内の中学校や一般団体など市内外25団体と個人11人が出演。多くの市民が音楽の祭典を楽しんだ。

 鳳来中学校吹奏楽部は、村田真弓さんの指揮で「怪獣の花唄」「Official髭男dismメドレー」を演奏した。フィナーレは合同合唱。出演した「合唱劇『カネト』をうたう合唱団」「コーラス赤い靴」「ハートフルコーラス」「しんしろ星の子合唱団」のメンバーらが、平野とも子さんの指揮で観客とともに「さくらの街から」を歌い、会場が一体になった。

 8日には、50周年記念前夜祭として、連盟主催の「世界に広がるジョイ・ジョイント・コンサート」が同会館小ホールで開かれた。中国天津市出身で新城市在住のバリトン歌手の毛慧(MaoHui)さんが、「オペラ『フィガロの結婚』より『もう飛ぶまいぞ、この蝶々』」「落葉松」など7曲を歌い上げた。力強くも柔らかい歌声が会場を包んだ。市内在住のピアノ奏者・夏目順子さんが伴奏を務めた。

 一方、ニューキャッスル・アライアンスをきっかけに市民交流を続けるドイツ出身のクラリネット奏者のマルクス・ハニンガーさんは、「序奏、主題と変奏」「クラリネット協奏曲イ長調」など3曲を演奏した。温かみのある音色が優しく響いた。伴奏は、東三河を中心に活動するピアニストの三木陽子さんが務めた。

 連盟理事長の村田真弓さんは「音楽に国境はない。音楽の力を再認識した」と話した。

歌う毛さんとピアノの夏目さん、後方のマルクスさん(同)

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村田さんの指揮で演奏する鳳来中吹奏楽部(新城文化会館で)

歌う毛さんとピアノの夏目さん、後方のマルクスさん(同)

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