対話重視 下江市長2期目スタート/市民に身近な市政運営へ意欲
2025/11/15

記者会見する下江市長(新城市役所で)
10月の選挙で再選された新城市の下江洋行市長は13日朝、市役所で2期目の就任式に臨んだ。幹部らを前にあいさつし「人口減少時代に向き合い、耐え得る地域づくりを職員の皆さんと進めていく。対話を重視し、市民に身近な立場で市政運営に当たる」と意欲を語った。
課長級以上の約100人が集まった。下江市長はこの中で、重点を置く施策として、用地開発などを通じた企業誘致▽事業者と求職者に対する支援▽まちの中心核への集住促進▽関係人口の創出―を挙げた。
続いて臨んだ記者会見では、新城インターチェンジ周辺への企業誘致をめぐって「問い合わせが結構ある。製造業、物流業に加えて情報通信分野も模索していきたい。内陸で津波の心配がなく、優位性がある」と語った。
集住促進に関しては、まず、軽トラ市が毎月開かれている中心市街地を対象とする考えを示した。「行政と民間の協議会で魅力づくりのビジョンを策定する。民間事業者の商圏規模を維持できるよう、市も責任を持ちたい」と述べた。
課題となっている市民病院再整備については、移転先を新城東高校跡地に限るのではなく、国道151号沿いの他の場所を含めて検討していくという。「遅くとも来年度前半には候補地を絞り込む」との見通しを明らかにした。