「石垣刻印」缶バッジ制作

22日のシンポジウムなどで販売/豊橋市美術博物館

2025/11/15

吉田城址の石垣の刻印をデザインした缶バッジ(豊橋市提供)

 豊橋市美術博物館は、市指定史跡の吉田城址の石垣に残る「刻印」をモチーフにしたオリジナル缶バッジを作った。22日に開くシンポジウムの会場で発売する。

 缶バッジ(直径5・6㌢)のデザインは8種類。櫓門の南多門台の解体修復工事に伴う調査で新発見された刻印などで、土佐守に由来するとされる「トサ」をはじめ、「井桁」や「山田」などがある。

 限定400個を職員が手作りした。1個300円。「第8回とよはしシンポジウム 三河湾の残石―吉田城と名古屋城の石垣」を開催する市公会堂で22日正午から販売する。シンポジウム後は、美術博物館内で販売予定という。

 刻印とは、石垣を築く過程で関わった大名や家臣、工人などによって石に刻まれる図柄や文字のこと。

 吉田城址では約85個が確認されているという。南多門台は石垣の上に生えた樹木の影響で崩れる恐れが高まり、2023年度に解体して修復する工事が行われた。

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吉田城址の石垣の刻印をデザインした缶バッジ(豊橋市提供)

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