にっぽんの宝物グランプリ事例など紹介

豊橋信金が技科大で食農セミナー

2025/11/15

講演する羽根さん(豊橋技術科学大学で)

 豊橋信用金庫(山口進理事長)は14日、豊橋市天伯町の豊橋技術科学大学で今年度「とよしん食農セミナー」を開いた。東三河と湖西地域の食農関係者ら約60人が参加した。

 1部は講演会で、同大学機械工学系の髙山弘太郎教授(先端農業・バイオリサーチセンター長)が「地域の施設園芸を強靭化する植物を中心に捉えた環境制御―CO2活用と猛暑対策」をテーマに講演した。

 その後、「にっぽんの宝物プロジェクト」総合プロデューサーで、採用・育成支援などを行う「アクティブラーニング」(東京都)代表の羽根拓也さんが「地方の農産物を、全国のヒット商品にする方法―にっぽんの宝物グランプリ事例紹介」のタイトルで講演。既存農家の売り上げを伸ばした事例を紹介し、農業活性化のカギを説明した。

 にっぽんの宝物とは、自治体と連携して地方の商品を全国や世界で販売するプラットフォーム。羽根さんは「商品に差異があり、消費者の理解が得られれば、価値が生まれ、売れる。問題を乗り越えられる差異には社会的意義がある。困りごとはチャンスかも」と話した。

 同セミナーは2011年から、農業や食農関連産業の支援を目的に開催されている。

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