豊川市内で「出店荒らし」連続発生

一夜で喫茶店4店舗が現金被害/店舗関係者に防犯対策呼びかけ・豊川署

2025/11/23

「現金ゼロ」を周知するステッカー

 豊川市内で今月17日夜から18日にかけて、喫茶店4店舗から現金などが盗まれる「出店荒らし」の被害が連続発生した。いずれも窓ガラスが割られて店内が物色されており、豊川署は店舗関係者に防犯対策を呼びかけている。

 署によると、東豊町と南大通、桜ヶ丘町、蔵子にある4店舗が閉店後に被害に遭った。

 店内のレジなどから現金が盗まれ、被害額は合わせて約30万円。ガラスを割って侵入する手口で、似た形態の4店がねらわれた。

 県警は各業種の店に「ここは現金ゼロ・防犯宣言」と記したステッカーを配布している。同署の山下精副署長は「店内には現金を保管せず、入り口付近にステッカーを掲示することで効果がある。出入り口に補助錠や防犯ブザー、ライトなどを設置する対策も考えてほしい」と話す。

 市内では今年、10月末までに出店荒らしが17件起きていた。今月の被害は深夜帯の犯行とみられ、事前に下見している可能性もある。県内では、同じ業態の店舗が立て続けに被害に遭う事案もあり、署は各店舗に警戒するよう訴えている。

 「現金ゼロ」のステッカーは県警ホームページからダウンロードできる。山下副署長は「手慣れた者による犯行の可能性がある。狙われにくい環境づくりを考え、二重三重の対策を施していただきたい」と話している。

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