田原まつり会館で「秋の文化体験フェス」始まる
2025/11/23

山車を見ながらお囃子を聞く人たち(田原まつり会館で)
田原市で江戸時代から続く田原まつりと田原凧まつりを体感できる「秋の文化体験フェスティバルin田原まつり会館―花火を上げよう!伝統文化にふれよう!」が22日、同市田原町の田原まつり会館で始まった。
文化財の活用を通した地域活性化事業に取り組む田原市文化遺産地域活性化実行委員会が、30日までの日程で開いた。
会場のまつり会館は日ごろ、からくり人形を乗せた山車や田原凧を中心に展示紹介。フェスティバル初日は、田原まつりの本町山車保存会がお囃子(はやし)とユーモラスな動きを見せるからくり人形を披露した。「まこ姐会」がまつりの夜を彩る三味線を演奏、訪れた人たちは撮影したり、「まつりがきたみたい」と感想を述べたりしながら見入っていた。
田原凧では、小凧に描かれた花火や花などに色を塗る色付け体験や、館内に展示されている大きな初凧を題材にした紙芝居の読み聞かせを行った。田原中部、衣笠両小学校凧クラブの凧絵対決も実施し、会場に飾られた凧の投票による審査を受け付けている。
24日まで色付け体験ができ、竹で組んだ竹ドームでは木の玩具で遊べる。23日は、けんか凧づくり教室も開かれる。