商店街に本棚オーナー制「みんなの図書館」を!

「がまきたいっか」が29日に本箱づくりワークショップ/蒲郡

2025/11/25

「みんなの図書館」の開設を目指す「がまきたいっか」代表の児玉さん(蒲郡市元町で)

 商店街のにぎわいづくりを目指す市民グループ「がまきたいっか」は、蒲郡市元町の空き家を活用した「みんなの図書館」の開館を目指している。「一箱本棚オーナー制度」として本棚を月額で貸し出し、好きな本を並べてもらう。代表の児玉真伍さん(33)は「本を通じて地域の交流を広めたい。新しい何かが生まれる場になれば」と意気込んでいる。

 がまきたいっかが、中央通り商店街沿いにある築100年余の2階建てを交流拠点として借り受け、「GAMAKITA BASE(ガマキタベース)」と名付けた。

 図書館は1階の一角に設ける計画で、約30センチ四方の木箱を50個ほど置くのが目標だという。1箱ずつのオーナー制で、月額2000円で貸し出す仕組み。オーナーは読んでもらいたい本を並べて、貸したり販売したりできるほか、創作物の販売や、ベースの空間を月1回2時間利用できる。

 ■本棚作りWS

 来年4月のオープンを目指している。開設に向けて29日午前9時30分~午後3時、図書館で使う本棚作りのワークショップを開く。

 参加者は設楽町産のスギの間伐材を使って、くぎ打ちやヤスリ掛け、蜜蝋(みつろう)塗りなどの工程を体験できる。所要時間は1回30~40分。

 参加費は1組2500円。完成した本箱は図書館に寄贈する。誰でも参加できるが小学生以下は保護者の同伴が必要。定員は先着順に20組。1組3人まで。

 申し込みはインスタグラムの公式アカウント「がまきたいっか」で受け付けている。28日まで。

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