黒田ラウンダバウト初開催

新城/「名所」3エリアを散策しながら周遊

2025/11/25

黄色に染まった宝昌院大銀杏の下に店(新城市黒田地内で)

 新城市黒田地区の小さな集落の「名所」を巡る周遊型イベント「黒田ラウンダバウト」が24日、初めて開かれ、地元や市内の人たち約500人でにぎわった。

 この日訪れた親子連れらは秋空の下、アートエリアの黒田集落センター、フォトエリアの宝昌院、フードエリアの森下家山小屋の3つのメイン会場を自由に散策しながら周遊した。

 新城設楽の巨木で知られる「宝昌院の大銀杏(おおいちょう)」や周辺の紅葉を楽しみ、国指定重要文化財(建造物)指定の望月家住宅、点在する15の野仏、阿弥陀如来堂などを見学し歴史の重みを感じていた。集落センターでの展示で、年の初めに野仏を巡り歩く「お末社巡り」の行事についても学んでいた。

 また、メイン会場に並ぶ20を超えるフード店や雑貨店、ワークショップ店に立ち寄ったり、スギウラミュージックスクールの「親子でわくわくリトミック」、昆虫写真や版画作品鑑賞をしたりして、秋のひとときを満喫していた。静かな集落は終日、子どもらの声が響いていた。

 イベントは、ふるさとの自然や文化財などの魅力を広く伝え、地域住民に再認識してもらうことを狙いだ。企画した実行委員会の井下美香代表は「天気も良く、予想を超える多くの方に来ていただけた」と感謝し、「これからも黒田の魅力を味わってほしい」と今後の開催に向け、意欲をのぞかせていた。

静かな集落にぎわう(同)

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