全国高校駅伝/2年躍動 森田陽翔9人抜き/吉村竜友健7人抜き/永嶋駿樹アンカー勝負で競り勝つ/豊川(女子)は善戦及ばず20位
2025/12/22
師走の都大路を駆ける男子第76回・女子第37回全国高校駅伝競走大会は21日、たけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園陸上競技場)を発着点に行われ、男子は学法石川が2時間0分36秒の高校最高新記録および大会新記録、豊川は2018年以来7年ぶり8位入賞を決めた。女子では長野東が2連覇、豊川は20位に終わった。
◆2年生が躍動
豊川(男子)が雨降る都大路で勝負強さを発揮した―。全国屈指の強豪が集まるスタートで大沼光琉(2年)が30位と出遅れたが、第2区の森田陽翔(同)が区間7位9人抜きの力走、第3区の吉村竜友健(同)も区間8位7人抜きで14位まで押し上げた。
さらに、伊藤颯汰主将(3年)が粘り強くつなぎ、第5区の中川拓海(2年)が区間6位の好走。最終区は嶋岡希(3年)からたすきを受け取った2年生の永嶋駿樹が区間3位の力走を見せ、アンカー勝負に競り勝って8位入賞を決めた。
女子は、スタートで谷凪紗(3年)が14位、第2区では蒲生悠桜(同)が順位を上げたが、レース後半は苦しんだ。
全国高校駅伝に出場する豊川高校の男女駅伝部を応援するため、豊川市中央図書館内のジオスペース館多目的ホールで大型映像投影装置120㌅モニターによるパブリックビューイングが行われ、市民が声援を送った。
新城市から応援に訪れた浅尾寛兵衛さんは「いつも駅伝部を応援している。あいにくの雨だが、男女そろって入賞を期待したい」と画面を通じてエールを送った。
都大路で行われたレースは、豊川(男子)が2年生の活躍もあり後半に驚異的な粘りで激しい上位争いを展開し、2018年以来7年ぶり8位入賞を決めた。