江戸時代の門松再現

豊橋/吉田城址復興鉄櫓前に市民団体

2025/12/22

再現された門松

 江戸時代のお正月の風情を感じて―。市民団体「吉田城復元築城をめざす会」が今年も、吉田城址復興鉄櫓の前に江戸時代の門松を再現した。小雨の降る中、15人ほどで約2時間作業し、大きな門松を作り上げた。

 1806(文化元)年に発行された「三河國吉田名蹤綜録(みかわのくによしだめいしょうそうろく)」に掲載されている商家の門松を参考にし、手作りで丁寧に再現された。吉田城の景観に映え、一足早く正月らしさを醸し出している。

 同会のメンバーは今年を振り返り「2023年に史跡に指定されて3年の節目の年だったが、保存活用計画の進行が遅れている。来年はピッチをあげて、滞りなく進めてほしい。会でも、1月17日に勉強会を開くなど活動を活発に行いたい。アリーナができれば多くの人が吉田城にも来てくれると思うので、相乗効果を狙いたい」などと話し、来年に期待した。

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