「とよかわいちご」出荷が本格化

果肉の中まで赤いのが特徴/ブランドいちご「愛きらり」順調な仕上り

2025/12/23

「愛きらり」を収穫する山口さん(豊川市篠束町で)

 愛知県内のいちごの主要産地の一つである豊川市で、「とよかわいちご」の出荷が本格的に始まった。

 JAひまわりいちご部会に所属している、市内篠束町の山口猛さん(43)の圃場(ほじょう)では、県ブランドいちご「愛きらり」と「やよいひめ」の2品種を栽培。今月に入ってから毎日、早朝から収穫に追われている。

 山口さんは、「今年の猛暑には苦労したが、こまめな生産管理をすることで、2品種とも順調に仕上がった」と話した。

 そのうち「愛きらり」は、大玉で表面につやがあり美しい。味は、甘みと酸味のバランスが良く、果肉の中まで赤いのが特徴。目にも美味しく、ジューシーな味わいが好評だという。

 山口さんは、「部会をあげて新品種『愛きらり』を一生懸命作っているので、この機会にぜひ食べていただき、名前を憶えてほしい」と呼びかけた。

 2025年度から「愛きらり」をメイン品種としているJAひまわりいちご部会では、生産者や栽培面積も増加し、現在、部会員は89人。出荷量は年間229万パックを見込んでいる。出荷先は、長野、富山、東三河地域の市場など。

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