2025（令和7）年
12月23日 火曜日
県の都市計画変更など３議案を豊川市都市計画審議会が承認
2025/12/23
２車線化へ計画変更が承認された前田豊川線と豊川稲荷の石垣（豊川市幸町で）
豊川市都市計画審議会が22日、市役所であり、４車線の豊川稲荷周辺道路を２車線に削減するといった県の都市計画変更など３議案を、出席委員12人が承認した。いずれも来年２月までに決定告示される見通し。
都市計画変更などの議案によると、豊川駅前西口から稲荷大駐車場前の交差点「幸町」までの県道東三河環状線を含む市道前田豊川線、いわゆる豊川稲荷周辺道路では、横断歩道を渡る歩行者の安全確保と、来年秋の豊川稲荷の午（うま）年開帳を見据えた歩行空間を確保する狙いで、現在の４車線を２車線に減らす。豊川稲荷境内南側に位置する西側区間は石垣の撤去を防ぐため、計画幅員を24㍍から22㍍に変更する。
特に前田豊川線の西側区間の整備をめぐっては、地元幸町から交通状況の変化や防災、沿線住民と合意形成されていないなどの理由で２車線化の中止を求める申し入れが提出されている。
市は「今後、この区間を整備する場合は地元と丁寧に協議していきたい」と話した。委員からは「地元の肝心な区長さんから申し入れが来ており、合意が取れていないのが非常に残念だ」という意見が出た。
このほか、ＪＲと名鉄線をくぐるアンダーパス化事業が計画されている姫街道線の支道取り付け部を沿線側に移動させるなどの都市計画変更も承認された。
２車線化へ計画変更が承認された前田豊川線と豊川稲荷の石垣（豊川市幸町で）
