毎月SLの清掃を欠かさない

「蒲郡SLを守る会」50周年で教育表彰

2026/02/06

壁谷教育長(前列右から2人目)から表彰状を受け取った鈴木前会長(同3人目)ら=蒲郡市博物館で

 蒲郡市のボランティア団体「蒲郡SLを守る会」が結成50周年を迎え、市の教育表彰を受けた。1976(昭和51)年の結成以来、市博物館に屋外展示されている蒸気機関車(SL)の手入れを続けてきた。前会長で顧問相談役の鈴木覚さん(86)は「走らせることはできないが、見て触れられるよう大切にしてきた。子どもたちにSLに興味を持ってほしい」と話す。

 会で主に活動するのは5人。毎月第1日曜にSLの清掃を欠かさず行っている。油を染み込ませた布で車体の隅々まで磨き上げ、ピカピカに仕上げている。1日にあった表彰式で、鈴木さんに表彰状を手渡した壁谷幹朗教育長は「海辺で潮風が当たる悪条件の中、きれいに保たれているのは会の皆さんのおかげ」とたたえた。

 「デゴイチ」の愛称で知られるD51形SLは1970年代に運行を終え、全国の自治体に譲渡された。市博物館に展示されているSLは1938年製のD51形201号。1973年に引退後、市が旧国鉄から譲り受けて設置した。客車が連結され、内部を自由に見学できる車両は珍しいという。

 同館では毎年、SL写生大会や写真展などが開かれ、県内外の家族連れでにぎわう。また、車輪の空転を防ぐ砂を「滑らない」にかけて、合格祈願のお守りとして受験生に配り、人気を集めている。

 鈴木さんは「今後はSLの構造が分かるように、図面を作って掲示したい。走る仕組みを学ぶ教材になれば」と意気盛んだ。

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