どう動く?公明票

愛知14区/「選挙戦略」批判懸念 揺れる心情/情勢は与党優勢 正念場の中道

2026/02/06

公明の豊川市議らと握手する大嶽氏㊨(豊川市内で)

 異例の短期決戦となった衆院選。高い支持率を誇る高市自民と維新の連立与党に、立民と公明で結成された中道など野党が挑む構図だが、東三河でも公明票がどう動くかが勝敗のカギを握る。愛知14区の候補者や支援者らの動きを追った。

 旧立民で、中道から出馬した前職の大嶽理恵氏(48)。先月27日の告示日にイオンモール豊川前で行った出発式には、公明の中川雅之市議と柴田訓成市議が駆け付けた。大嶽氏は、前回衆院選では対抗馬を応援した2人とガッチリ握手。マイクを手に「自民党の政治と金の問題の解明が進まないことにしびれを切らし、公明党が新党を作ってくれたんです」と言うと、市議らは「そうだ!」と声を上げた。

 この翌日、蒲郡市での決起集会には、豊橋市選出の公明・大久保真一県議が駆け付けた。大嶽氏のシンボルカラーのピンク色のネクタイを身に着けて結束ぶりをPR。「連立を離脱した公明党が新たな方向性として中道の理念を掲げ、立憲民主党の先生方も一緒に大きな塊となって新しい政治の流れをつくっていく戦い。負けるわけにはいきません!」と語気を強めた。

 旧民主党時代からバックアップを受ける各企業の労組でつくる連合愛知に、創価学会を中心とする公明党支持層が加われば、ダブルの組織票で勝算は大いにある。だが、話はそう単純ではない。公明票がすべて中道に傾くかは不透明だ。

 豊川市在住の創価学会員の女性は葛藤を明かす。「大嶽さんが新党で出馬すると聞いた時は違和感を覚えた。これまで相手陣営だった候補者を応援することになるのかと。大嶽さんの考えを聞いて公明党の取り組む政策に重なる部分があることは分かってきたし、応援したい気持ちになったが、周りの人に支持を求めるのは難しい。選挙戦略だと批判されるのが目に見えている」。

 前回、比例で復活当選した大嶽氏。比例は惜敗率の大きい候補者から当選順位が決まる。与党になった維新や、国民や参政など多党化する中、票差を付けられれば復活当選にも黄色信号が灯る。大嶽氏は「小選挙区で勝たないと駄目なつもりで戦います」と気を引き締める。

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