完成前に開放イベント
2026/02/12

完成前の橋の上が開放された(設楽町で)
設楽ダム建設を控えて設楽町内に架けられた巨大コンクリート橋で11日、橋の上を開放するイベントがあった。集まった人たちは生コンクリートで穴を埋める打設作業にも参加し、完成前の今だからこそできる体験を楽しんだ。
イベントは同町の小松、川向両地区にまたがる新設楽大橋で開かれた。ダム湖に沈む国道257号の付け替え道路として建設され、長さ357メートル、幅11~14メートルある。3月末に完成する。
橋脚の根元からの高さは約70メートル。満水となれば路面から20㍍ほど下に湖面が迫ることになる。
打設体験では、生コンをバケツリレーで運び、橋内部への出入りに使われた開口部を閉じた。参加した豊川市の安食颯真君(7)は「高くて怖いけど、楽しかった。こんなところに橋を造るなんてすごい」と笑顔を見せた。
同町神田の女性(73)も「大変な工事だ」と驚いた様子。「古里が変わってほしくはないけれど、どう変わるのかは見ておかなければ」と参加した理由を語った。
イベントは、施工会社の安部日鋼工業(岐阜市)が主催した。現場代理人の松井幸成さんは「町の皆さんにお世話になったので、感謝の気持ちを込めて開いた。どんな仕事をしていたか直接知ってもらいたい」と話した。