焼却炉のCO2と排熱 温室で利用

4月から豊橋技科大とマルシメ共同研究へ

2026/02/14

焼却施設(奥)と温室

 豊橋技術科学大学(豊橋市)と石油製品の販売や廃油処理を行うマルシメ(同)は、焼却施設から出る二酸化炭素(CO2)と温熱を農業に有効活用する「セミクローズド温室」の共同研究を始める。環境負荷の低減と、農作物の収穫量増加を両立させる革新的モデルの構築を目指す。

 研究の柱となるのは、同大の高山弘太郎教授らが開発した「SPA(スピーキング・プラント・アプローチ)セミクローズド電化温室」。 植物の生体情報をリアルタイムで監視し、高度な気密性と換気制御によって室内の温度、湿度、CO2濃度を最適に保つ。 従来の温室と比較して3~5倍の収穫量を実現できることが、これまでの実証実験で示されている。

 共同研究は4月から2027年3月までの計画で、マルシメのグループ会社が運営する廃棄物焼却施設に隣接して温室を設置。本来は廃棄される焼却炉の排熱とCO2を直接温室へ送り込み、暖房や光合成の促進に役立てる。これにより、資材コストの削減と温室効果ガスの排出抑制を同時に達成し、生鮮野菜へと「変換」する仕組みを整える。

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