「地域の人、次世代のために活用」

豊橋市東田町/私設図書館「ともす図書館」開館

2026/02/17

「ともす図書館」外観

 「地域の人たちのこころにあかりをともす場に」という館主の思いから「ともす図書館」と名付けられた私設図書館(豊橋市東田町155―2)が17日、正式オープンする。館主は、板倉由美子さん(61)。

約2000冊の本が並ぶ館内

館主の板倉由美子さん

館主の板倉由美子さん/父親の遺した蔵書から約2000冊を収める

 建物は、1960年代に板倉さんの祖父が建てた小さな三軒長屋をリノベーションし、父親の遺した1万冊の蔵書の中から約2000冊を選んで本棚に収めた。

 板倉さんの父親、白井正雄さんは中部電力に定年まで勤め、社内報の制作などに携わっていた。本が好きで、文学、哲学、民俗学など広い分野に渡ったという。晩年は、好きな本を楽しみ、穏やかな時間を過ごしたという。

 亡くなった後、家族が遺言を開くとその中に本についての項目があり、「地域の人たちのために次世代のために活用してほしい」と受け取った。長女である板倉さんが「図書館をつくって、皆さんに読んでもらったらどうだろう」と発案。家族の承諾と周りの人たちの協力を得て「ともす図書館」を開館させた。

 「ともす図書館」では、本を読むだけでなくコーヒーなどを飲みながら楽しめ、スポーツ観戦や映画鑑賞会などができるように100インチプロジェクターも備えられている。

 板倉さんは「本を入り口に、いろいろな人が緩やかにつながって、父が願っていた地域の皆さんの交流の場になってくれたら」と話した。

 通常の開館日時は、月・金・土曜日で、正午から午後5時まで。初日の17日は午前10時から開館。誰でも利用でき、高校生以上は1ドリンク500円。

豊橋鉄道「競輪場前」から徒歩5分。

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