1000台設置の方針・犯罪抑止や見守り効果見込む/豊橋市
2026/02/22

市で運用する防犯カメラ(豊橋市内で)
豊橋市は本年度、新たに市内各校区へ防犯カメラ250台を設置した。昨年度に続く施策で、市の予算によって稼働する計500台を運用。今後も増設する方針で、地域を見守りながら犯罪抑止を図っている。
一昨年まで市の予算で運用する防犯カメラはなかったが、24年秋ごろから設置を開始。主に各地区の主要道路や学校周辺の通学路などを映している。
本年度の250台は、初年度に取り付けた地点と地域住民の意向も踏まえて選定。人通りの少ない路地や不審者対策となる地点にも設置した。2年間で計500台が稼働し、市は1000台の運用を目標としている。
同市安全生活課の職員は「犯罪発生時の逃走ルートなど、人の動線を意識した地点に設けた。捜査に協力できるよう、今後も設置場所を精査していきたい」と方針を示している。
◆多様な活用法
近年に全国では住宅に押し入る強盗など凶悪事件が起きており、市内では店舗や住宅への侵入盗が発生。高級車の窃盗被害も相次いでいる。犯人逮捕となった事件は、各地点の防犯カメラの映像を調べる「リレー捜査」によって摘発に至った事例も多い。
豊橋署の橘英樹副署長は「防犯カメラが事件解決に大きく寄与している。これからも市と協力して活用させていただきたい」と設置を進める意義を語る。
市内は同規模の県内自治体と比べ、防犯カメラの稼働台数が少なかった。犯罪の手口は年々と巧妙化しており、徘徊(はいかい)する高齢者が所在不明となる事態も散見される。
自治体の運用によって、子どもらの見守りや住民の安否確認など多様な効果も見込まれる。市内では無施錠による自転車盗や車上ねらいなどが起きており、同課職員は「市民の防犯意識も高め、犯罪の起きにくい町としていきたい」と話している。