豊川市の1月と2月の火災認知件数/市関係者危機感/原因大半が「不審火」広がる範囲/野焼きなど火の取り扱い控えて
2026/02/23

山林近くでのたき火による白煙(22日午前11時ごろ、豊川市内で)
豊川市内で今年に入って急増する山林やその周辺での火災。市消防本部による1、2月の火災の認知件数は例年の倍以上で、市関係者は「異常な事態」と危機感を抱く。出火原因が分かっていない不審火が大半で、その範囲も広がっている。
雨が降らない日が続いて空気が乾燥し、ただでさえ火災が起きやすい条件下で謎の火災が相次いでいる。特に多いのは市西部の御津町の御津山周辺。1月13日に泙野の墓地近くで、23日に広石の遊歩道近くで枯れ葉が燃え広がり、消防隊が出動した。今月も18日に赤根の福祉施設近くの山林で発生。町内では住民が消火するなどして消防団が出動していないケースもあり、それも含めれば20件発生している可能性もあるという。
同町に限らず、1月21日には御油町の県営東三河ふるさと公園の遊歩道近くで出火。今月14日には赤坂町の宮路山の山道近くの2カ所で、18日には平尾町のゴルフ場近くで、いずれも落ち葉や枯れ草が燃える不審火が発生している。
平尾町の事案のみ早朝5時半だが、それ以外は午後2時から4時までの昼下がりに発生。人気のない場所で野焼きなどをした痕跡はなく、遊歩道などで立ち入れる場所なことから放火の可能性もある。
1、2月は暖房器具の使用などで火災件数が増えるが、市内では一昨年5件、昨年10件だったのに対し、今年はすでに23件も発生。うち林野火災が4件、山林以外で落ち葉などが燃える火災が13件と大半を占める。市は林野火災注意報に基づき、たき火や野焼きといった火の取り扱いを控えるよう呼びかける。