みなとオアシスに登録の蒲郡・田原市と南知多町/全国初の取り組みに国も期待
2026/03/23

協定書を手にする(左から1人おいて)山下市長、鈴木市長、石黒町長=蒲郡市役所で
蒲郡、田原両市と南知多町は18日、「三河湾みなとオアシス相互連携に関する交流・防災基本協定」を結んだ。蒲郡市役所で3市町の首長らが協定書に署名した。国土交通省の「みなとオアシス」に登録された自治体が連携し、観光振興や防災対策で協力体制を築く。
みなとオアシスは全国170カ所が登録され、港湾を中心ににぎわい創出を目指す。蒲郡市は2007年、田原市と南知多町は昨年から今年にかけて、それぞれ登録された。
大型クルーズ船の受け入れやグルメイベントを通じた観光交流に加え、半島部を有する自治体として、大規模災害時の孤立を想定した支援物資の海上輸送訓練などを行う。近く協議会を設立し、具体的な取り組みを検討する。
鈴木寿明蒲郡市長は「旅客船のある港の風景を復活させたい。互いに協力してにぎわい作りに取り組む。協定を半島の防災力向上に役立てたい」と述べた。山下政良田原市長は「災害時、伊良湖岬の孤立が懸念される。道の駅を防災拠点に位置付け、海側から支援いただく入り口として期待している」、石黒和彦南知多町長は「三河湾という共通財産を生かして観光の活性化に取り組む。南海トラフ地震に備え、3市町で防災対策を整えたい」とそれぞれ抱負を語った。
立ち会った国交省中部地方整備局三河港湾事務所の渡邉弘所長は「みなとオアシス間の相互連携協定は全国初。取り組みの広がりに期待したい」と話した。