東三河地方を代表する 作家らが作品展示/メンバーら「新たな形で振興貢献」と意欲
2026/03/25

前列左から、鈴木さん、伊藤さん、宮嶋さん、後田さん、後列左端が森田さん、右端が権田さん(桜ヶ丘ミュージアムで)
東三河地方を代表する芸術家による作品展「第32回郷土芸術家展」が24日から、豊川市桜ケ丘ミュージアムの第1、第2、第3展示室で始まった。豊川商工会議所協賛で、29日まで。
出展作家は、各分野で活躍する6人。後田和孝さんの「陶芸」、宮嶋政穂さんの「現代美術」、鈴木敬三さんの「墨画」、伊藤昌徳さんの「洋画」、権田拓朗さんの「書道」、森田靖久さんの「絵画」がそれぞれ展示された。
この日の開場式ではギャラリートークが行われ、作家一人一人が創作の背景や作品について説明した。このうち創立メンバーで郷土芸術家展実行委員会代表の後田和孝さんは、祖父から引き継いだ三宝焼の魅力を語り、独自の黄色い釉薬(黄釉)を使った壺や花器、水盤などの新作を出品した。そのうえで「三宝焼の歴史を残したい」と述べた。
伊藤昌徳さんは「見る人と描く人が共感する風景に思いを巡らして描いている」と話し、7点を出品した。中でもハスをモチーフにした作品は、立体的に見せるトリックアート的な手法で表現。筆を使わずに描いたという制作過程にも関心が集まった。
宮嶋政穂さんは、絵の具を吹き付けた缶ビールの空き箱約100個を使ったインスタレーション作品を出品。水に映った山の風景が変わっていくという展示も見どころだ。
32回目を迎え同展メンバーは、「先輩たちが築いた文化土壌を受け継ぎ、新たな形で芸術振興に貢献していきたい」と意欲を示した。