㉘「中山小の今昔」/校舎と運動場の位置入れ替わる
2026/05/05

1973年の中山小学校(同小提供)
上の写真が創立100周年、下の写真が創立150周年を迎えた時の中山小学校の航空写真である。すぐに気づく通り、校舎と運動場の位置が入れ替わっている。この変更のおかげで仮校舎を建てる必要がなく、引越し作業も一回で済んだ。先生や児童にとってありがたかったに違いない。運動場の北側に校舎と体育館ができたことで、冬の北西風が多少は遮られる利点もありそうだ。
個人的には、松の大木で北側と東側を囲まれていた運動場が懐かしい。秋の運動会では、どの家族も松の木陰にござを敷き、そこで弁当を広げた。わが家は毎年、稲荷ずしとノリ巻きだったと記憶している。
瓦屋根の本館も思い出深い。1936(昭和11)年3月に竣工(しゅんこう)した校舎は鉄筋コンクリート造りだったが、瓦屋根に加えて床も板張りだったため、記憶の中では木造校舎だったような気がしている。当時の中山小学校には講堂がなかったため、体育館ができる昭和40年度までは、本館2階の教室をぶち抜いて式典や学芸会を行っていた。1年生の時、「三匹のこぶた」の黒ぶた役をやったことを懐かしく思い出す。
新校舎が竣工したのは、2002(平成14)年度。旧本館を解体するにあたり、「何か記念になるものを残したい」という声が上がり、床板を使ってコースターが作られた。川口木工所が製作したそのコースターは、私のお気に入りで、今も大切に使い続けている。