豊橋市「スシテック東京」初出展
2026/05/06

豊橋市のセッションの一場面(市提供)
国内外からスタートアップ(新興企業)などが集まり、4月27~29日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれたアジア最大級のイノベーションイベント「SusHi Tech Tokyo(スシテック東京)2026」。これに初めて出展した豊橋市は、農業分野の科学技術イノベーションを目指すプロジェクト「豊橋アグリミートアップ」をPRし、先進地として売り込みを図った。
農業のイノベーション創出に取り組む自治体はまだ多くないとされる中、市が出展したブースでは熟練者の勘に頼りがちだった農作業を計測して数値化する豊橋技術科学大学との共同事業について説明。市主催の「アグリテックコンテスト」で2023年度に入賞し、農薬散布ロボットを開発したスタートアップ「FieldWorks(フィールドワークス)」(新潟県長岡市)のサービスも紹介した。
自治体ごとに行われ豊橋市も登壇したセッションには、人工知能(AI)を搭載した農業支援用の車型ロボットを開発し、市内農家と実証を行ったスタートアップ「輝翠(きすい)」(仙台市)が参加した。座席は埋まり、立ち見が出るほどだったという。市は「自社の技術を試せるまち」として来場した企業に認識してもらえたと手ごたえを感じている。
豊橋技科大も「かゆいところに手が届く」(市の担当者)研究成果のアピールに努めた。
出展を終え、フィールドワークスは「豊橋アグリミートアップ」を通じたPRにより、多くの来場者の関心が集まったと指摘。「具体的な連携につながるような出会いもあり、今後の事業展開に向けたきっかけをつくることができた」と感想を述べた。
市地域イノベーション推進室の桑原裕明さんは「イベントで生まれた接点を具体化し、アグリテックコンテストの応募や豊橋での実証につなげていきたい」と語った。