減収減益見通し3年連続増の24%に

帝国DB名古屋支店東海企業業績見通し調査/中東緊迫でコスト増下振れ懸念/原油・素材高が重荷 先行き不透明感増す

2026/05/16

東海企業の業績見通し(帝国データバンク調べ)

 2026年度の業績を減収減益と見込んでいる東海4県の企業が3年連続で増加し、全体の24・0%となったことが、帝国データバンク名古屋支店の調査で分かった。対照的に増収増益は3年連続の減少で、前年から2・5ポイント低下の21・1%。減収減益が増収増益を上回るの4年ぶり。中東情勢の不安定化により、業績に対する慎重な見方が広がっているようだ。

 業績を押し下げる「下振れ材料」は、54・2%の企業が挙げた「原油・素材価格の動向」が最多。前年から19・8ポイントの大幅増で、地政学的リスクを背景に「カントリーリスク」を懸念する声も22・8%と倍増した。

 業種別では、卸売(28・8%)や小売(26・7%)、建設(25・9%)で減収減益を見込む割合が高かった。特に運輸・倉庫は、前回から減収減益の見通しが8・2ポイントも急増。燃料費高騰に加え、物流2法改正への対応が重荷となっている。一方、増収増益の期待が最も高かったのはサービス(24・0%)で、運輸・倉庫(23・4%)、製造(22・4%)が続いた。

 大企業では、増収増益(30・1%)が減収減益(18・2%)を上回る一方、中小企業では減収減益が先行し、規模間格差が拡大している。

 同支店は「中東情勢が長期化すれば供給網の混乱は避けられない。製造業が集積する東海地区では、生産活動の停滞が消費マインドを冷え込ませるリスクがある」と指摘している。調査は3月に実施し、1097社から回答を得た。

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