豊橋信金と岡崎信金の支店に感謝状贈る/豊橋署
2026/05/29

感謝状を受けた2支店の職員と支店長(豊橋署で)
特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、豊橋署は27日、同署で豊橋信用金庫南栄支店(豊橋市南栄町)と職員の中野靖子さん、岡崎信用金庫豊橋支店岩田支店(同市前田町2)と、職員の北河里彩さんへ感謝状を贈った。柳谷謙一署長が「被害が増える中で勇気を持って声をかけていただいた」とたたえた。
◆三度目の表彰
豊橋信金南栄支店には今年3月2日、「口座が悪用されていると言われた。調べてほしい」と70代女性が来店。窓口の中野さんが対応し、詐欺の疑いがあるとして上司に報告した。
女性は警察官を名乗る者から電話を受けて来店していた。中野さんは、頻繁に来店する女性の異変を早々に察知。いつもとは異なる焦った様子を不審に感じて事情を聴いた。
日ごろから来店者と会話を重視した業務に励み、女性の生活環境も把握。中野さん目当てに支店を利用する高齢者も多いという。
中野さんは「今後も被害が未然に防げるように続けていきたい」と振り返った。同支店はこれまでにも被害を食い止めており、昨年から3度目の表彰となった。藤井賢示支店長は「気軽に対話できる店の雰囲気づくりを生かすことができた」と語った。
◆財産守る
岡崎信金豊橋支店岩田支店には3月26日、「定期預金を解約したい」という60代男性が来店。窓口の北河さんが使途など事情を聴いて上司に報告した。
男性は解約を諦めて店を出たが、間もなく再来店。今井恵規支店長へ「先ほどはウソをついていた」などと伝え、多額な支払い要求を受けていることを告白した。
警官や会計士などを名乗る者から「逮捕されないため保険金の支払いが必要」などの連絡を受けていた。現金を引き出す際の口実など、詳細な指示を受けて信じ込んでいた男性の財産を守った。
北河さんは「勉強会で手口を学んでいたので気付くことができた」と話した。今井支店長は「不審な事案はすぐに相談できる態勢を整えている。支店全体で意識を高めた結果」と日ごろの取り組みの成果を強調した。