設楽ダム早期完成を

東三河6団体 大村知事へ要望/記録的渇水契機 国への働きかけ強化訴え

2026/06/06

大村知事への要望活動(提供)

 豊川(とよがわ)水系総合開発促進期成同盟会をはじめとする東三河地域の団体と地元首長らは2日、愛知県公館を訪れ、大村秀章知事に対して設楽ダムの早期完成や水源地域の生活再建対策の着実な実施を求める要望活動を行った。昨年から今年にかけて起きた渇水被害を受け、県を通じて国への働きかけを強めるよう求めた。

 同地域では昨年8月から243日間にわたって節水対策が実施され、宇連ダム(新城市)が枯渇するなど深刻な水不足に見舞われた。今回の要望はこうした事態を踏まえたもので、①設楽ダム早期完成に向けた国への働きかけと水源地域の振興②付替道路の早期整備をはじめとした水源地域の生活再建対策の着実な実施③地方が必要とする治水事業並びに「第一次国土強靱化実施中期計画」の着実な推進に向けた国への働きかけ―の3点を訴えた。

 要望には長坂尚登豊橋市長、下江洋行新城市長、土屋浩設楽町長らのほか、近隣市町の首長や豊川商工会議所、豊橋農業協同組合などの代表者らが参加した。

 要望に対して大村知事は「農業・工業用水50%、上水30%の節水にご協力いただいたことに対して心からお礼を申し上げる」と述べ、長期にわたる渇水への対応に謝意を示した。設楽ダムについては堤体や道路工事が着実に進捗(しんちょく)しているとし「県としては国へ事業推進を働きかけるとともに、水源地域の生活再建対策を着実に推進してまいります」と応じた。

 また大村知事は、東三河の安全・安心に不可欠な豊川霞堤(かすみてい)地区の治水事業や、豊川用水二期事業の実現に向けても引き続き取り組む姿勢を強調した。

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