県内企業春季賃上げ妥結状況調査/4年ぶり減少も高水準維持
2026/07/10

県内企業の春季賃上げ妥結状況の推移
愛知県は9日、県内企業の春季賃上げ妥結状況の調査結果を発表した。平均妥結額は1万8379円で、前年を62円下回った。減少は4年ぶりとなったが、現方式で調査を始めた1990年以降で最高額となった前年に次ぐ、高水準の賃上げを維持した。
平均賃上げ率も前年より0・20ポイント低下して5・20%となった。前年に続き5%を超え、90年の過去最高(5・90%)に迫る高い伸び率を示した。近年の物価高や人手不足を背景に、賃上げの動きが継続している。
回答企業の7割を占める製造業の平均妥結額は1万9444円(前年比216円減)に減少し、賃上げ率は5・43%だった。業種別では「輸送用機械器具」の2万835円が最高。一方、非製造業は1万4586円(同1545円増)に増加し、賃上げ率は4・32%で4%台に乗せた。
企業規模別にみると、「1000人以上」の大企業平均妥結額が1万8999円(同73円増、平均賃上げ率5・27%)に増加。中小企業では「300~999人」の企業は1万3576円(同368円増、同4・54%)に増えたが、「299人以下」では1万1328円(同250円減、同4・06%)に減少した。
調査は、県内318社が回答し、平均年齢は39・6歳、基準内賃金は35万3777円だった。