賃貸戸建て最長30年売却保証

サーラコーポ/日本初「残クレ」ヒントに社内提案から新商品

2026/07/10

賃貸戸建て住宅「FlexBase」のイメージ(提供)

 サーラコーポレーション(豊橋市)は、住宅の売却価格(リセールバリュー)を最長30年間保証する賃貸戸建て住宅「FlexBase(フレックスベース)」の販売を、全国で初めて開始した。需要が多く供給の少ない「賃貸戸建て」に特化した商品で、土地オーナーの相続対策や、子育て世帯向けに戸建て住宅の供給を目指す。

 新事業は同社の社内提案制度から誕生した。あらかじめ築年数に応じた建物の価値を算定し、実際の売却価格との差額を損害保険で最大500万円まで補填(ほてん)する仕組み「ReVA(レバ)」を、日本で初めて導入する。

 モデルプランの試算では、木造築20年で4割強、築30年でも3割以上の高い残価率を維持する。資産価値が保証されるため売却しやすく、大型の賃貸集合住宅と比べ分筆も容易なため、賃貸オーナーに相続が発生した場合でも柔軟な出口戦略を描きやすい。

 また、建築費や金利の上昇により持ち家取得が難しくなっている子育て世帯に向けて、高品質な一戸建てに賃貸で住む選択肢を提供する狙いもある。

 建物は、省エネ性能の「ZEH(ゼッチ)水準」など、持ち家同等の高い品質を確保。定期的なメンテナンスで建物の価値を保ち、賃貸終了後も中古市場へ流通させる好循環も目指す。本体価格は、100平方㍍ほどの3LDKで1750万円程度(税別)を見込んでいる。

 新商品の提案者で事業責任者を任された坂田拓郎さんは、「自動車の残価設定クレジットからヒントを得た」と明かす。一戸建ての居住希望者が55%いるのに対し、新築賃貸住宅に占める一戸建ての割合が1・7%しかないデータを示し、「より自由に戸建てで暮らせる社会を実現したい」と新事業の可能性に期待を寄せている。

 商品の詳細はQRコードから。

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