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第4回 ヨウムの世話始まる

2026/06/29

一時的に世話をすることになったヨウム

 「急で申し訳ないのだが、ヨウムとカメの世話をしてくれないか」―。仕事中に親戚の義兄からLINEで届いたメッセージでした。あまりに突然すぎて、スマートフォンの画面を二度見するほど状況を把握できず、仕事終わりに電話で詳細を聞きました。

 じっくり話を聞くと、一人ぐらしをしていた義兄は、体を悪くして大きい病院に行ったところ、その日のうちに入院することに。1カ月ほど家に帰れないことがわかり、すぐに頭に浮かんだのが生き物の世話。鳥好きで10年ほど飼っていたヨウムと、その前から飼育していたクサガメの世話を一時的に私に託すことにしたというわけです。

 ヨウムは大型のインコで、現在は絶滅危惧種として指定されています。義兄も所定の手続きをした上で、ヨウムの鳥かごの置き位置に登録票を飾っていました。この登録票がないと譲渡などができません。

 サッカー・ワールドカップの日本勝敗予想をする鳥として、メディアの取材を受けている栃木県那須町の鳥も、同じヨウムです。知能が高く、人の言葉のものまねをしたり、ダンスをしたりして人とコミュニケーションをとります。

 ここまでスラスラと書いていることはすべて、飼育すると聞いてから集めた情報。それくらい鳥には縁のない生活でした。義兄から飼育方法は聞いたものの、うまくいかない。結局は「事件は〝現場〟で起きている」―。その場対応の日々が始まったのです。

【筆者略歴】

 ■サイ・リィ=エッセイスト、心理カウンセラー。メディア業界に四半世紀以上在籍。プライベートは「事実は小説より奇なり」で、不思議なこと、想像を超えることが起きて奮闘中。豊橋市に数年在住経験あり。

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