五井松平家の蒔絵文箱など初公開

蒲郡市博物館で「お披露目展」/赤日子神社所蔵ふすま絵 全16枚も33年ぶりに

2026/06/29

「扇面蒔絵硯箱」は鏡でふたの裏面も鑑賞できる(蒲郡市博物館で)

 蒲郡市博物館で「お披露目展」が開かれている。戦国時代に市内に本拠を置いた五井松平家の蒔絵(まきえ)文箱など、初公開の9点を含む資料を展示。さらに赤日子神社所蔵のふすま絵の全16枚が披露されるのは33年ぶりとあって、訪れる人の目を引いている。7月5日まで。

 五井家から新たに寄贈された資料のうち、「火事装束」「徳川十六神将画像」「扇面蒔絵硯箱」「家紋散蒔絵文箱」などが並ぶ。

 このうち初公開の「扇面蒔絵硯箱」(せんめんまきえすずりばこ)は、ふたの表に4面の扇が描かれ、ふたの裏と内箱には波や籠とともに撫子(なでしこ)があしらわれている。扇の骨部分などには、貝殻の光沢を生かした螺鈿(らでん)細工が施されている。

 赤日子神社所蔵のふすま絵は、荒波の上を舞う2羽のワシと、雪の中の3羽のツルが描かれた「雪中柳鶴・波濤鷲図襖(せっちゅうりゅうかく・はとうわしずふすま)」で、1958年から市の指定文化財。

16枚そろったダイナミックな襖絵(同)

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「扇面蒔絵硯箱」は鏡でふたの裏面も鑑賞できる(蒲郡市博物館で)

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