県内2024年漁獲量20%減

品目別全国1位「くるまえび」のみに/県「水産業の動き」公表 あさりや海面漁業不漁響く

2026/10/01

「水産業の動き」の表紙

 愛知県は、県内水産業の動向をまとめた調査資料「水産業の動き」を公表した。2024年の漁獲量はあさりや海面漁業の不漁が響き前年から20・7%減少、品目別の全国1位は「くるまえび」のみとなった。

 2024年の漁業・養殖業総生産量は4万1887トン(前年比20・7%減)に減少した。前年に引き続き「くるまえび」の生産量は全国1位を維持したが、「がざみ類(わたりがに)」と「あさり類」は前年の1位から2位に順位を下げた。「くろだい」「うなぎ養殖」「きんぎょ養殖」「あゆ養殖」も同じく2位だった。「しらす」3位、「すずき類」4位も前年と同じだった。

 海面漁業漁獲量も、黒潮大蛇行などの影響からイワシ・シラス漁が振るわず、2万7927㌧(前年比27・8%減)へ大きく減少。漁業産出額は112・6億円(同33・2%減)に減少した。漁業種類別では「船びき網」が57・4%を占め、「小型底びき網」が14・9%で続いた。魚種別では「かたくちいわし」が36・3%で最多。次いで「しらす」10・3%、「貝類(あさり類以外)」7・2%の順だった。

 内水面養殖業収穫量は5246トンで、そのうち「うなぎ養殖」が約8割を占め、前年比11・7%増の4255トンでだった。

 また、「時の話題」として、豊川水系の7漁協が実施している天然アユを有効活用する「汲み上げ放流」について紹介。遊漁期の長期化や釣果の安定、放流経費の削減などの効果が明らかになった調査結果を掲載している。

 同資料は県のホームページで見ることができる。

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