インフルエンザ 早期流行で前倒し対応も
2026/10/01

保健所別のインフルエンザ患者報告数(9月14~20日、1医療機関当たり)=県衛生研究所のウェブサイトより
高齢者へのインフルエンザワクチン定期接種が1日、多くの自治体で始まる。予防接種法に基づき、65歳以上の人は一部負担のみで接種を受けられる。ワクチンは効果が出るまでに2週間程度かかるとされるが、今季は例年になく流行が早まっており、急いで接種を済ませる人も多そうだ。
東三河5市のうち、1日に定期接種が始まるのは豊川、蒲郡、新城、田原。医療機関に予約を入れ、自宅に届いた予診票を持参すれば、1500円(蒲郡は1000円)でワクチンを打ってもらえる。期間は来年1月末まで。
県内では、既に「インフルエンザ注意報」が出ている。新城市の新城保健センターは「重症化予防のためにワクチン接種を考えている方は、早めにご検討ください」(健康課)と呼びかける。
一方、豊橋市は今回、横並びから一歩踏み込んで、予診票が届いた人には9月中でも接種を認めた。せいぜい数日の前倒しに過ぎないが、早期流行への懸念に応えた形だ。
◆予定変更難しく
自治体によって対応が分かれたのはなぜか。
実は、8月中に全国的な「流行入り」を発表した厚生労働省が、同月末に各市町村へ、定期接種を10月1日より前に始められる旨の事務連絡を出していた。
だが、残された時間はわずか1カ月で、実務を担う現場としては、予診票の印刷や発送、ワクチン確保を急に早めることは難しかった。同じ高齢者に新型コロナウイルスの予診票も一緒に送るため、接種期間がずれると混乱が生じる心配もあった。
このため、多くの自治体は、当初予定のまま定期接種を進めることになった。
なお、高齢者のインフル定期接種は東栄町、豊根村でも今月1日から。設楽町は同15日から。設楽と豊根は自己負担を無料としている。