調査地点でばらつき、クマ出没に注意喚起
2026/10/09
愛知県は、ツキノワグマの主な餌となるドングリの実り具合を調べた豊凶調査結果をまとめた。設楽地域では平均して「並作」となったが、調査地点によるばらつきが見られ、地域によっては冬眠前のクマが餌を求めて人里に出没する可能性が高まるとして、注意を呼びかけている。
調査は8月14日から9月9日にかけ、設楽地域と尾張・西三河地域の各5地点、計10地点で実施。ミズナラとコナラの着果度を調べた。
設楽地域のミズナラの平均着果度は1・6で「並作」と判定された。 設楽地域のうち「豊根1」(県道427号沿い)と「豊根2」(茶臼山高原キャンプ場)はともに2・3で豊作だったが、「設楽1」(名倉カントリークラブ)は1・0の並作、「設楽2」(面ノ木ビジターセンター南)は0・6の凶作だった。コナラは「東栄1」(スターフォレスト御園北)で、0・7の凶作となった。
ドングリの実りは県全域でも並作だったが、凶作となり餌が不足する地域もあり、クマが人の生活圏に出没する頻度が高まる恐れがある。
東三河では4月から9月にかけて、設楽町で7件、東栄町と豊根村で各3件、新城市で1件の計14件のツキノワグマ目撃情報(クマらしき動物を含む)が寄せられた。県は「山に入る際は出没情報を確認し、クマよけの鈴を携行するなど遭遇を避ける工夫をしてほしい」と呼びかけている。