来場者向けに駐車場設けず

公共交通機関の利用促す/新アリーナ建設計画でテニスコートは移転の方向/豊橋市

2018/12/01

 豊橋公園内を建設候補地とする「新アリーナ」計画をめぐり、豊橋市は11月30日、同公園内の再配置の「基本的な考え方」を示した。同アリーナの来場者向けには駐車場を設けず公共交通機関の利用を促すほか、テニスコートを公園外に移転する方向で検討することを明らかにした。

 同日の市議会総務・建設消防委員会の連合審査会で、市当局が「新アリーナを核としたまちづくり基本計画」の中間報告を示した。この中では、新アリーナの来場者のための駐車場を整備しない方向で検討を進めるとした。一方で野球場や陸上競技場、美術博物館など既存施設の利用者や障害者用の駐車場は、一定程度確保する方針を盛り込んだ。

 手狭な同公園に駐車場を増設する余裕は乏しいうえ、仮に駐車場を整備できても出入庫時に公園周辺で渋滞が発生するとの懸念がつきまとう。あえて駐車場を造らない方向性を打ち出した背景には、路面電車など公共交通機関の利用促進と街なかの賑わいづくりにつなげたい思惑もある。

 既存施設の利用者向けには、現在ある400台分と「同程度を基本に検討を進める」(担当者)としている。

 また市は、豊橋公園内に14面あるテニスコートの大部分を、公園外に移転する方向で検討する考えを示した。移転先については検討中を理由に明言を避けた。

 新アリーナの建設・運営方針について、市は民間のノウハウや資金力を活用するためとして今年9月、ゼビオホールディングス子会社のクロススポーツマーケティング(東京都)を協議相手に決定した。同社の提案では、新アリーナの観客席数は約5000席。アイスリンクの上に床を設置し、バレーボールやバスケットボールなど複数のスポーツができ、音楽コンサートや展示会などでの利用も想定する。

 事業化に向け市と同社で調整を進めていて、2021年9月の供用開始を目指している。

2018/12/01 のニュース

豊橋公園の入り口付近。周辺で渋滞が懸念されるとして、市は駐車場を増設しない方針だ

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