森林農法で持続可能な農業を

コーヒーのため植えた果樹やハーブが立派な作物に/おいしくて良いものをコツコツと/コーヒーの森 魅力を伝える㊦

2019/01/09

 廃棄されていたコーヒーの果皮を加工して珍しい食材「コーヒーピールパウダー」を開発したネパールのコーヒー農園は、どんなところだろうか―。農園を営む豊川市出身でコーヒー製造販売代表の池島英総代表(36)に話を聞いた。

 農園は「サンティ―・サンティコーヒーファーム」。首都カトマンズから西へ約130キロ。標高1300メートルの山岳地帯、シェンジャ郡マヤタリ村にある。樹木と樹木の間に別の作物を栽培する「アグロフォレストリー」(森林農法)が取り入れられており、山の中が森のようだ。

 池島さんは、土地を生かすことが狙いだった。無農薬有機栽培で地面を傷めず持続可能な農業を営むことで、可能にするのがアグロフォレストリーだという。

 コーヒーの木を強い日差しから守るため、背の高い果樹を植えたり、害虫よけにハーブを植えたり。コーヒーを健康に育てるための「副産物」だが、森の立派な作物となる。

 自生する果樹のベリーの一種「チュトロ」や、柑橘(かんきつ)類の「ジュナール」などはジャムに加工している。ネパール以外にほとんど出回ることがないという。

 豊川市東豊町の直営自家焙煎店「モルカフェ」では、こうしたジャムのほかにコーヒーの花の蜂蜜や、スパイス、ハーブティーなどが味わえる。

 池島代表は「アグロフォレストリーを生かして、おいしくて良いものをコツコツ作っていく。そうすることでオーガニックの森に興味を持ってもらえれば」と話した。

 問い合わせはサンティ・サンティコーヒーファーム=電話0533(65)8653=か、HPで。

2019/01/09 のニュース

コーヒーの木やジュナールなどが茂った農園(ネパール、マヤタリ村で)=池島さん提供

ジュナールを加工するスタッフ(同)=同

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