東三河初水素ステーション防災訓練

非常時の緊急対応や災害措置など習得/消防隊員30人以上が参加しFCVの理解深める

2019/03/16

 4月20日に東三河地域で初オープンとなる蒲郡市海陽町の「エア・リキード蒲郡水素ステーション」で、東三河の各市消防本部は15日、水素で作った電気で走る燃料電池自動車(FCV)に対応する水素ステーションでの非常時の緊急対応について講習会を開いた。消防隊員30人以上が参加し、次世代型自動車のメカニズムや事故や災害への対応措置などを習得した。東三河では初の試み。

 トヨタ自動車が生産し販売するFCVのMIRAI(ミライ)は、水素と酸素の化学反応を利用してFC(燃料電池)スタックで電気を作りだし、駆動モーターを回して走行する。

 原則的にはガソリンを燃料とする乗用車と非常時の対応は変わらないが、水素を貯蔵するタンクは厳しい安全管理がなされてはいるものの、水素は可燃性、引火性が高く、漏れ出た場合には着火しやすく拡散する範囲が広いといわれる。

 今回、FCVでの人命救助の際には、火災発生時に水素タンクに大量に放水し冷却する点、消火時には水素への引火に備えて燃焼した車両から離れて放水する
点など注意すべき事柄をいくつか確認した。水素に引火が認められた場合には、火炎の勢いが収まるまで消火せず、延焼を防ぐために周囲への放水を行う重要性を認識した。

 この日、講師を務めた愛知トヨタ自動車サービス部研修課の大崎良平さんは「非常時に円滑に行動できるよう、理解を深めてほしい」と消防隊員らに求めた。

 蒲郡市消防本部の鈴木昭文消防司令長は「緊急時の対応について、しっかり習得しておきたい」と話した。

 蒲郡水素ステーションの森裕人所長は「水素エネルギーは次世代のクリーンエネルギー。安全徹底を厳守し、水素エネルギー社会の推進、普及に努めたい」と語った。

 4月20日の蒲郡水素ステーションのオープン時には、愛知トヨタや名古屋トヨペットの協力の下、MIRAI数台を用意した試乗会を開く。

2019/03/16 のニュース

燃料電池自動車MIRAIを前に、指導を行う愛知トヨタの大崎さん㊧(蒲郡市海陽町で)

講習のため、東三河の各市から集まった消防隊員ら(同)

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