通学が大きな負担に

田原市内に特別支援学校の設置を/田原市長が県知事に要望書

2019/03/16

 田原市は15日、愛知県に「特別支援教育の充実」を求める要望書を提出した。

 山下政良市長が大村秀章知事へ、障がいのある子どもたちの通学負担の問題を報告し、市内に特別支援学校を設置する必要性を訴えた。

 昨年9月時点で、障がいのある市内の児童生徒22人が、豊橋と豊川市の特別支援学校に通う。田原市によると、スクールバスや交通機関を利用し、豊橋市立の「くすのき特別支援学校」(野依町)に片道1時間、同市の「県立豊橋特別支援学校」(西口町)には、片道80分、「豊川特別支援学校」(平尾町)には約2時間かけて通学する生徒もいる。

 2015年度に豊橋市南部に「くすのき特別支援学校」が開校。通学の負担が軽減された世帯もあるが、障がいの状況により、自力での通学が困難な生徒は保護者が送迎を担っている。

 対象の子どもらは市内小中校の「特別教室」に通うが、近年は高校進学の際、定員の問題で3校には入学できない状況が続く。そのため、3校の中等部に通い高等部へ「スライド入学」する必要性があるという。

 高等部に通うためには、小学校卒業の時点で市外に進路を求める必要性があり、通学の問題に直面して進学を断念するケースも散見される。

 要望書には、市内へ「特別支援校の高等部に相当する教育を受けられる環境整備」を求めた。効果として「中学卒業後の進路で、学校を選択しやすくなる」などと記した。

 山下市長は「田原には高等部がないので、長時間通学の負担が課題となっている」と述べ、大村知事は「遠距離通学している実情が分かった。環境の充実について検討してきたい」と話した。

2019/03/16 のニュース

要望書を手渡した山下政良市長ら

有料会員募集

東三河合同企業説明会

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.