「新アリーナ」業者と協議打ち切り

整備計画見直し迫られる/目標の2021年9月完成は絶望的/今回の取り組みでは何も残せず

2019/07/13

 豊橋市は12日、新アリーナの建設・運営方針について、ゼビオホールディングスの子会社「クロススポーツマーケティング」(XSM、東京都)との協議を打ち切ったと発表した。目標としていた2021年9月の完成は絶望的で、市は整備計画の見直しを迫られることになる。

 豊橋公園を建設候補地とする新アリーナの整備や運営にあたり、市は昨年、民間のノウハウや資金力を活用する提案を募集。XSM1社から応募があり、審査した上で9月、XSMを協議対象者に決定し、基本協定の締結に向け協議していた。

 交渉が長引く中で、市は6月末を期限にXSMに最終的な回答を求めた。XSMは、同市をホームタウンとする男子プロバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」が新アリーナを30年間使用する内容の協定を、市と運営会社のフェニックスとの間で結ぶよう求めてきたという。市には、XSMの協力企業のフェニックスと協定を結ぶ考えはなく、溝を埋めることは困難と判断。交渉継続を断念し、今月9日付でXSMの協議対象者としての地位を取り消した。

 市によると、公共施設の整備で民間から提案を受け、整備・運営費も民間が負担する手法は全国的に例がなく、12日に記者会見した佐原光一市長は「ぜひ進めたいと考えたが、このような結果になり残念」と悔しさをにじませた。市民に対し「今回の取り組みでは何も残せず、おわびしたい」と陳謝した。

 佐原市長は「どう準備しても21年9月にはできないと判断した」と述べる一方、あくまで新アリーナを整備する方針。新たな手法やスケジュールの検討を早急に進め、11月ごろまでに公表する考えを示した。建設地については「いろんな声を聞いてから判断する」(伊藤紀治文化・スポーツ部長)として、豊橋公園からの変更に含みを持たせた。

2019/07/13 のニュース

新アリーナの建設候補地とされる豊橋公園

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