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超音波の驚きと楽しさを

突撃訪問!超音波科学館 本多電子/ 一昨年秋に全面リニューアル/子どもから専門家まで対応できる展示

2021/04/13

 1956(昭和31)年の創業以来、超音波をテーマに、さまざまな超音波応用製品を開発し続ける本多電子。超音波技術のパイオニアである同社がより多くの人々に超音波への理解を深めてもらいたいと、1996(平成8)年5月に開館したのが超音波科学館。日本で唯一の超音波技術をテーマにした科学館である。

 開館以来、地元小中学校の社会見学や業界団体の視察など国内外延べ2万人以上が来館した。

 これまでにも一部展示替えや改善・変更を行ってきたが、開館20年以上たったため全面改装し2019(令和元)年10月にリニューアルオープンした。

 「コンセプトは超音波でドキドキとワクワクを。超音波を見て触れて体感できるような体験型の展示を中心に驚きと楽しさを与えられるよう心がけた」と同社総務財務部の仲平竹春さん。再オープン半年前には各課からプロジェクトメンバーを集め展示内容を精査するなど、完成まで約1年半の歳月を費やしたと話す。

 館内は①超音波とは②圧電セラミックス③製品技術④要素技術⑤体験コーナー⑥本多電子とは、の6テーマで構成。仕切りのないワンフロアで中央に体験コーナーを配しているので全体を見渡せばいろいろ体験できそうだと期待が高まる。

 エントランスの①「超音波とは」に立つと超音波についての映像が流れるな
ど、動画コンテンツを積極的に導入したのも今回のリニューアルの特徴の一つ。同社が開発製造する②「圧電セラミックス」でも電圧を加えると振動(超音波)が生まれ、振動(超音波)を加えると電圧が発生する圧電セラミックスのしくみを映像でわかりやすく解説している。

 ③「製品技術」ではHONDEXブランドで国内トップシェアを誇るレジャー用魚群探知機にまつわる展示や、医療機器、超音波洗浄機など超音波技術を活用した製品群を展示。これまでの開発や試行錯誤から「こんなこともできる」という超音波の可能性を示した④「要素技術の紹介」など、⑤体験コーナーのみならず各コーナーに超音波技術のさまざまな体験ができる装置が点在する。

 大きなおわんを半分に切ったオブジェの中に入り大きな箸と針を手にすれば一寸法師気分で撮影可能。そんな同社の遊び心がのぞく⑥「本多電子とは」では、紹介動画の中で本多社長が「一寸法師の宝は打ち出の小づちや金銀財宝ではなく、小さな針で鬼を退治した知恵だ」と話す姿が印象的。「超音波のすごさやその可能性を感じてもらえたら」と仲平さんは来館を呼びかけた。

 館長はじめ4人の運営者は毎月社員が持ち回りで担当。館長は4月で第258代目を数える。見学無料、予約が必要。

2021/04/13 のニュース

玄関ホールに入ると青い壁とロゴが目に飛び込む

体験コーナーが点在する館内

天井からの超音波センサーにより身長を測定

館長の辞令交付式

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