防災力高まる御津臨海地区

豊川市が避難施設など整備/自主防災組織も毎年合同訓練/災害時アクセスルート確保「東三河臨海線」切望

2022/11/25

「のろしグナル」が設置されている御津2区の避難用高台(御津町佐脇浜で)

 いつ起きても不思議ではない南海トラフ地震。三河湾に面する豊川市御津町では津波の被害が予想される。製造業を中心とする企業が立地する御津1区(御幸浜)、御津2区(佐脇浜)でなる臨海地区では近年、市によって避難施設などが整備され、防災力が高まっている。

 御津2区では2020年、約2000人を収容できる高さ16・5メートルの避難用高台を整備。避難経路は3本あり、頂上には地元企業の豊川鋼機が製造する避難誘導措置「のろしグナル」を全国で初めて設置した。発煙と発光で目印となり、避難を呼びかける。

 また、昨年11月には御津1区で、臨海地区と陸地を結ぶ西方大橋に避難用階段が設置された。幅約1㍍、高さ約5・7㍍の階段には御幸浜パターゴルフ場前の歩道から行くことができ、周辺企業の従業員らは最短距離で高台に避難できるようになった。過去、台風による高潮被害で三河みとマリーナ周辺が水没したこともあり、関係者の要望が実現した。

 東日本大震災を機に発足し、御津1区、2区に立地する企業による自主防災組織「御津臨海企業懇話会」は毎年、合同防災訓練を行っている。25日には1区12社、2区21社から総勢1000人以上が参加し、避難行動を確認することになっている。

 同会が切望するのは、1区と2区を結ぶ港湾道路「東三河臨海線」だ。整備されれば災害時の避難ルートになるだけでなく、アクセス向上による流通の促進にもつながる。国や県、市の関連機関に毎年要望を行っているが、完成の目途(めど)は立っていない。

西方大橋に設置された御津1区の避難用階段(御津町御幸浜で)

御津1区と2区を結ぶ港湾道路の計画予定地(同)

2022/11/25 のニュース

「のろしグナル」が設置されている御津2区の避難用高台(御津町佐脇浜で)

西方大橋に設置された御津1区の避難用階段(御津町御幸浜で)

御津1区と2区を結ぶ港湾道路の計画予定地(同)

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