保育に対する理解深める

保育士の安定確保へ体験型プログラム開く/蒲郡市

2017/08/29

 蒲郡市は28日、神明町の市立南部保育園で、「保育士就職支援プログラム」を開いた。主婦や学生など3人が参加。不足しがちな保育士の安定確保を図るため、主婦や学生などに仕事を体験してもらい、保育の仕事の魅力を伝えた。

 参加者は、食事や着替えなどの保育体験を行い、同園の金沢君恵園長や保育士と話し合いを実施。子どもたちとふれ合ったり、職員に質問したりして保育に対する理解を深めた。

 プログラムは初開催。30日まで、同園で計7人が保育体験を行う。この日参加した50代の女性は、学生時代に保育士資格を取得。保育の実務経験はない状態で体験会に参加した。「いつかは資格を生かしたいと思っていた。保育の仕事にやりがいを感じた」と感想を話す。

 市内には公立保育園が16園あり、約300人の職員が勤務。女性が大半を占める保育士は、結婚や出産を機に退職する事例が多く、市は再雇用を含めた取り組みを進めている。

 プログラムに参加した30代女性は、結婚して蒲郡市に移住。以前は、幼稚園に8年間勤務し、経験を生かした職場を探していた。「幼稚園と保育園では、仕事の進め方が異なるので、参加できて良かった」と話す。大学生の女性(19)は、卒業後に保育の仕事に就くことを目標とする。大学の実習では3歳児の保育を担当。この日は、乳児や4、5歳児を担当して経験値を高めた。

 近年は、低年齢からの保育サービスなどが拡充し、保育士の業務は多様化。市は資格を有しながら勤務していない「潜在保育士」や、保育の仕事に興味を持つ女性などが参加できるプログラムを企画した。

 市は来年2月にも、体験プログラムを開く。子育て支援課の嶌田弘子指導補佐は、「即効性はなくても、市の保育制度を広く知ってもらうことが重要。今後も継続していきたい」と話している。

2017/08/29 のニュース

園長の話に耳を傾ける参加者(蒲郡市南部保育園で)

有料会員募集

東三河の家造り「住蔵」

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.