蒲郡の名を世界へ

15日からセーリングW杯開幕/国内初開催/41カ国から300人出場/ 選手受け入れ態勢着々

2017/10/06

 世界各国のトップセーラーが集う「セーリングワールドカップ(W杯)愛知・蒲郡大会」が15日から、蒲郡市の海陽ヨットハーバーをメーン会場として開かれる。国内のW杯開催は初。同市はPR看板を設置するなどして大会を市民に周知し、会場近くの旅館では外国人選手や関係者を受け入れる態勢を整えている。同市の稲葉正吉市長は「世界各国の人が蒲郡に集まる。蒲郡の名を広くPRしたい」と話している。

 大会には、世界41カ国から約300人の選手が出場。今シーズンのW杯シリーズの第1戦目として、計8種目で順位を競い合う。15日夜にヨットハーバーで開会式を開催。17~21日に予選レース、21、22日の2日間で決勝レースを行う。

 市職員や市民有志は、大会開幕を前に、JR蒲郡駅前広場に「PR花看板」を設置。6月から丹精を込めて育てた約3000株の花々を植え付けて世界大会の開催を周知している。期間中は、地元の児童や市民が観覧船に乗って大会を観戦。1日2便運航して、迫力あるレースを見学する。

 市内の温泉旅館では、海外の選手や関係者を受け入れるため、和室の畳にマットを敷いて対応。ヨットハーバーでは、選手らがエネルギーを補充する飲食コーナーを設ける。

 海陽ヨットハーバーは9月に整備工事が完了。全天候型の「センタープラザ」や、ヨットが入庫できる艇庫などを新設した。ヨットの国際大会は世界各国で開催。多額の輸送や滞在費用が必要なため、出場選手やチームには経済力が必要となる。大会実行委員会の桑野安史事務局長は「国内で開催することで、日本人選手の経済的な負担が軽くなる」と意義を語る。ハーバーには、輸送したヨットのコンテナを置くヤードも新設。世界基準の設備を備えて大会を迎える。

選手やスタッフ強化の効果も期待

 8月には、ヨットハーバーで「テーザー級ヨット世界選手権」を開催。各国の選手が日本文化を体感し、市民とふれ合いながら熱戦を繰り広げた。W杯は国を代表する一流のアスリートが参加。実行委員会は、選手らのコンディションに注意を払いながらの大会の運営を心がけている。

 開会式は可能な限り簡潔なプログラムを組んで、レース2日前に実施。東京五輪への出場にもつながる大会のため、厳粛なレース進行を心がける。桑野事務局長は「国内開催によって選手だけではなく、スタッフの育成にもつながっていく」とW杯開催の効果に期待を寄せる。

2017/10/06 のニュース

W杯開催を周知するPR看板(JR蒲郡駅前で)

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