平和への関心持って

児童文学作家うみのしほさん/八町小で出前授業/豊橋

2017/12/13

 豊橋市在住の児童文学作家・うみのしほさん(70)の出前授業が12日、豊橋市八町小学校で開催された。うみのさんは6年生を対象に、原爆が落とされた当時の広島の様子や、現在でも紛争国、途上国での厳しい環境の中、希望を失わず輝く子どもたちがいる現実を訴えた。

 うみのさんは1998年、広島平和記念公園「原爆の子」の像のモデル・禎子をノンフィクションで追った児童書「折り鶴は世界にはばたいた」を出版。低学年にも読みやすいよう、絵本に編集しなおし2003年、「おりづるの旅 さだこの祈りをのせて」を出版した。

 絵本には、12歳で生涯を閉じるまで、被爆後も希望を失わずに生きたその姿と、アメリカ・アルバカーキ市に子ども平和像が作られたいきさつが描かれている。同書は出版以来、NGOにより、世界66カ国で翻訳・読み聞かせされている。

 この日は、絵本を読んだベラルーシの子どもたちから送られてきた児童画や、各国の様子を伝える写真、世界地図も示しながら授業を行った。うみのさんは同絵本を読み聞かせ「世界には、今も戦争が身近に迫る子どもたちがいる。平和について少しでも関心を持って」などと話した。

 授業を聞いた松坂涼真君(12)と大木遥陽さん(同)は「戦争はダメなこと。人の命がなくなるのは悲しい。今の日本がとても恵まれていることがわかった」と感想を話した。

 同小では保護者会期間中の13~15日、児童画や写真などを保護者向けに公開する。

2017/12/13 のニュース

うみのさんの出前授業の様子(八町小学校で)

授業を聞いて翻訳絵本を見たり鶴を折る児童ら(同)

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