生徒ら参加 能面の表現学ぶ

豊橋東高で能講座

2017/12/20

 豊橋東高校(豊橋市向山町、藤原照明校長)は19日、能を学ぶ講座を同校で開き、希望した生徒51人が参加した。同市出身で、北沢流能面師ウチ方三代・北沢流同泉会代表の北沢美白さんが講師に招かれ、能面制作の立場から見た能楽の魅力を伝えた。

地元出身の能面師・北沢美白さん招き/制作の立場から見た魅力伝える

 北沢さんは、能面を「能役者が演じる上で頼るもの。例えば、若い人が円熟した演技をするために、重厚感のある古い面(おもて)を打ってほしいと要望する」と話し、能面は、能楽と能楽師を陰で支える立場と定義づけた。

 また「能面には1つの面に2つ、またはそれ以上の表情が含まれている」とその最大の特徴について説明。実際の人間の顔にはない凹凸を、彫刻により作り出すことで様々な表情が生まれ、演者1人が1つの面で喜怒哀楽を表現でき、舞台演劇として成立できたと解説した。

 さらに、能でよく演じられる源氏物語から、登場人物の1人「葵上(あおいのうえ)」に使われる「般若(はんにゃ)」の面について詳しく紹介。「口元は恐ろしげ。だが、目を見ると悲しくつらそう」と説明し「嫉妬に怒り狂いながらもまだ恋をしている苦しさが表現されている」と能面の持つ魅力を明かした。

2017/12/20 のニュース

能面師の北沢美白さん(豊橋東高校で)

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