「訪問看護」を知って

本人や家族の生活を支援/蒲郡市と市医師会があす公開講座

2018/01/20

 蒲郡市では、医療知識を持つ看護師が在宅で医療支援などを行う「訪問看護」サービスの普及を図っている。市民の間で制度の認知度は低く、市医師会や蒲郡市は、21日に市民会館で公開講座「訪問看護とかかりつけ医」を開催して制度を周知する。医師会の担当者は「病の予防から終末期のケアまで行って、本人や家族の安心感を高めていきたい」と話している。

 訪問看護は、医師の「指示書」に沿った看護サービスを提供する。病状の観察から、点滴、人工呼吸器などの医療処置も行い、かかりつけ医と連携しながら利用者の療養生活を支えていく。

 市内では、民間の「訪問看護ステーション」3施設の職員がサービスを提供している。代表者の一人は「看護師が訪問することで、病の悪化を遅らせる予防効果が期待できる。制度を広めていきたい」と話す。

 ヘルパーなどが行う「訪問介護」の認知度は高いが、「訪問看護」の制度自体を知らない市民は多い。2016年度のアンケートによると、市内では、訪問看護ステーションについて「名前も知らない」との回答が約45%にも及び、「知っている」は約12%にとどまった。

 医師会在宅医療サポートセンターの佐藤裕司さんは「介護や療養の選択肢のひとつとして、訪問看護の制度を知ってほしい」と語る。市内の高齢化率は約28%。定期的な通院が困難な高齢者や、仕事をこなしながら介護に励む家族など、さまざまな事情を持った世帯が暮らす。

 医師会などは、在宅で治療を行って本人や家族の心身を支えていく意識を高めている。佐藤さんは「利用者の思いを尊重しながら、より効果的な治療を行うためのサービス。多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 21日の講座では、看護ステーションの管理者2人が講演する。午後2時開演で、参加費無料。

2018/01/20 のニュース

医療サービスなどを行う、訪問看護ステーション

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