東三河5市連携出会いの場演出

少子化・人口減に危機感/来月から多彩な婚活イベント

2018/08/31

 少子化に歯止めをかけ人口増へ―。東三河の5市が連携で9月から結婚支援へ動き出す。婚活イベントの対象者をできるだけ5市に広げ、情報を共有して発信することで恋愛に消極的な若者の出会いの場を演出。結婚へ導きたい考えだ。行政の連携で結婚問題に取り組むケースは県内では異例で、その成り行きが注目される。

 5市は豊橋、豊川、蒲郡、田原、新城。結婚支援東三河五市連携プロジェクト「ハピクル」として取り組む。婚活イベント第1弾は蒲郡市。9月9日、市民会館で「パーティゲームde婚活」を開く。対象は25歳~35歳の独身で、男性は市内在住、在勤だが、女性は5市を含む市外に広げる。

 田原市は10月28日に静岡県のつま恋日帰りバスツアーを行い、スポーツや食事、ショッピングで楽しむ。参加する男女は20代~30代。男性は市内在住、在勤に限るが、女性は枠を設けていない。

 東三河の農林漁業、自営業者が、東京の近郊の女性と婚活パーティーも。5市が応援して11月24日に東京・六本木のクラブである。

 結婚(婚活)セミナーも9月から始まる。最初は9日の豊橋市で、東三河に在住、在勤の独身の息子、娘を持つ親を対象に市役所で開く。

 豊川市は16日に市内で、田原市は30日に豊橋市のホテルで、ともに独身男女を対象に開く。豊川市は5市在住、在勤であれば参加できる。田原市は男性を市内に制限するが、女性は地域指定をしていない。

 ほかに豊橋市が結婚を応援する東三河の事業所の従業員らに出会いづくりを支援するほか、5市が各市で企画した結婚支援情報をポータルサイトに掲載し、若者の出会いづくりを推し進めている。

 5市で結婚支援を始めるきっかけになった1つは、豊橋市が2015年度に調査した若者の結婚に関する意識調査。18歳~39歳の約770人に聞いた。結婚を希望しながらも、相手を見つける活動をせず、交際している人がいない傾向が浮き彫りとなった。その中で「自然の出会いを待ちたい」と答えた人は多かった。

 しかも、市の出生数は16年で過去10年で最少の3052人。3000人を切る微妙な状況だ。

 市は結婚問題が少子化、人口減につながり、ここだけの問題ではないと4市の担当者に働きかけ、「共同で結婚したい人を応援していこう」と一致、取り組むことになった。

 豊橋市こども未来政策課の大林美依課長補佐は「結婚を望む人たちの出会いが結婚へ発展し、子供が生まれたらうれしい。そのために工夫を凝らした企画を考えたい」と話した。

 県子育て支援課は「結婚支援を1つの自治体で取り組むのには限界がある。自治体が協力してやってもらうのはありがたい」としている。

5市の問い合わせ先は次の通り

▽豊橋市 子ども未来政策課=電話0532(51)2325

▽豊川市 子育て支援課=電話0533(89)2133

▽蒲郡市 協働まちづくり課=電話0533(66)1179

▽新城市 企画政策課=電話0536(23)7620

▽田原市 地域福祉課=電話0531(23)3512

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