「『高校生×土木』フォトコン2022」の作品を出品/若者の興味を引くイベントで成長が評価
2024/02/28
表彰式参加者にプレゼンテーションする支部メンバー(提供)
中部建設青年会議愛知県支部が取り組んだ広報事業「『高校生×土木』フォトコン2022」が、公益社団法人土木学会が主催する「土木広報大賞2023」の広報ツール・アイテム部門で、優秀部門賞を受賞した。高校生たちが自ら土木の仕事の魅力を引き出し、若者の興味を引くイベントとして成長したことが評価された。
東京で表彰式と受賞事業のプレゼンテーションが、26日あった。参加した支部メンバーは「撮られる側もやりがいに満ちたすばらしい表情をしている。受賞を機に、フォトコンを全国に広め、多くの人に知ってもらいたい」と喜びを語った。
「『高校生×土木』フォトコン」は、「あいち土木の魅力・未来プロジェクト」の一環として2020年に実施された「国土をつくる人写真展」が前身。豊川市の岡田建設が発案し、私立豊川高校をはじめとする県内の4校を同社の土木工事現場に招待して撮影会を行った。
翌年、「『高校生×土木』フォトコン」と改められ、県高等学校文化連盟の協力で第1回を開催した。
豊川高校写真部の水野勝之顧問は「知らないことを知る楽しさを経験し、働くことについて考える機会にもなっている」と話した。
同支部によると参加校は年々増え、昨年は30校が参加し、20社が撮影現場を提供した。今後も継続開催される予定。