小型重機の配備、研修/新城市が県内初
2024/03/16
協定書を手にする菅原理事長㊨と下江市長
新城市は14日、公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド(B&G)財団と防災協定を締結した。県内では初めて。
財団が2021年度からスタートさせた「防災拠点の設置および災害時総合支援体制構築事業」として、22年度から総額5400万円の支援を受けた。ハード事業としては、防災倉庫兼車庫(41平方メートル)1棟が整備され、油圧ショベル2台、スライドダンプ2台、救助艇1艇などの機材が配備された。ソフト事業としては、小型重機を使った拠点研修、広域モデル救助艇研修などを実施している。市は、小型重機操縦資格を24年度までの3年間で60人の職員に受講させる予定。
この日、東入船の市役所公用車駐車場内の防災倉庫前で、協定書調印式と配備機材のお披露目があった。
調印した菅原悟志理事長は「愛知県では初の防災拠点。今後、全国で100カ所にしていきたい。機材などは普段から使って、災害に備えてほしい」と話した。下江洋行市長は、事業に感謝するとともに「地域の防災力向上に努めたい」と述べた。
財団によると、現在35道府県54市町村への拠点設置を決めて整備を進めているという。